ケアポート緑ヶ丘

・ケアポート緑ヶ丘は、デイサービスセンターを併設する定員40名の住宅型有料老人ホームです。
・この施設の最大の特徴は、大規模木造建築物として、熊本県の森林整備加速化・林業再生事業の助成を受けた木造平屋建ての建築であることです。
・木造平屋建てであることで、入居者にとっては安全で、なじみのある落ち着いた住環境を提供することを実現しています。
・敷地は、グリーンランド近くに位置する、間口の狭い南北方向に長い約9,000㎡の眺望のよい丘陵地です。
・施設は、南北に駐車場と緑地を配置し、センターモールを中心にこの敷地の間口いっぱいを使い、南側にデイサービス・共用・管理ユニット、ユニットC・Dを、北側にユニットA・Bを配置したH方の平面構成を持ち、各ユニット間に中庭を設けることで、豊かな住環境を創り出している。

・ユニットA・Bは、介護度の低い比較的活発な居住ユニットであり、それぞれにリビングを配置し、ユニット間中央にはスタッフステーションや、個浴等のケア共用部を配置しています。
・ユニットC・Dは、介護度の高いハイケアユニットで、ホール型の平面構成を持ち、中央にスタッフステーションを配置することで介護のしやすさ、見守りやすさを実現しています。また、利用頻度の高いディサービスセンターや特殊浴室に近接させて銅線の短縮を考慮しています。
・デイサービスセンターは、天井の高い活動的な木造空間を創出しており、正面に向かって45度の角度に振ることにより、施設に個性的な表情を与え、カーテンウォールにより前面に活動がにじみ出る宣伝効果も狙っています。
・設備に関しては、外調システムや空気床暖房システム、井水利用、エコキュートを採用するなど、快適安全、かつ維持費の縮減に努めた居住環境を実現しています。

建築主

医療法人 杏林会

用途

有料老人ホーム40名
デイサービス

所 在 地

熊本県荒尾市

竣  工

2011年1月

延床面積

1,988㎡

備考

実施設計・監理
設計プロポーザル特定

構造規模

木造 地上1階