株式会社 メイ建築研究所 M.A.Y. ARCHITECTS OFFICE

斜面地の事務所なので、搬出作業はリフトを使います。

もう生産していないので、大事に使っているのだとか・・・。

日本通運様、ありがとうございました！
引っ越しは～にっつ～♪
  

小川　圭子

80人の子供たちが食堂で一同に介し、
共同生活を送るという大舎制の既存建物も魅力的ですが、
老朽化と昨今の家庭的な雰囲気を重視するユニット化の流れから、全面建て替えとなりました。

新しい久留米天使園は、家庭らしさにこだわり8～10名を１つの単位として、
2階建ての家が７つ連なるような形態をしています。
建物の完成をなによりも楽しみにしているのは、この施設の子供たちのようです。
個人的には、初めて担当し、基本構想から携わった物件です。
ここで生活する子供たちが、将来築いていくであろう”家庭”の手がかりを

見出せるような建物になるよう、完成まで力を尽くしたいとあらためて感じました。

                                    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―川口　尚美―

≪社会福祉法人聖嬰会　久留米天使園改築工事≫

　　建築面積　：1,641.22㎡

　　延床面積　：2,285.97㎡

　　階数・構造：鉄筋コンクリート造＋木造　２階建

　　工事期間　：平成25年5月～平成26年2月竣工予定　

　　施　　　工　：松井建設株式会社

静岡県浜松市にある小羊学園さんは、重度重複の知的障害児・者のための入所施設です。

60人の方が入所されていますが、オール個室のユニット型（6人）構成。
それら10ユニットは木造平屋建てで造られており、まさしく戸建の「お家」でした。
10軒のお家の中央に共用棟があり、日中は共用棟に通い、夕方お家に帰るといった、
生活の営みを大切に考えられた施設でした。

分節化された建物は、町並みからも突出しないスケールで地域にとけ込んでいます。

高齢者施設では多く目にするようになった、個室ユニット型ですが、
改めて「住まい」について考える良い機会となりました。

写真は茶畑の奥、中央にみえるシルバーの建物が小羊学園さんです。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上瀧　鈴